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「有機ELならでは」の利用シーンやデザイン

 NECライティングは昨年に引き続き、透明有機ELパネルと高効率有機ELパネルの2種類の有機EL照明「LIFEEL」を展示した。透明有機ELパネルは、利用シーンに応じて「窓」と「照明」に使い分けることができる。高効率有機EL照明では、発光効率75ml/W(輝度1000cd/m2の場合)を達成した。展示はなかったが、発光部の寸法が2mm角で、発光効率が156lm/W(輝度1000cd/m2)の場合の素子も開発済みだ。

 カネカは、イタリアのデザイナーがデザインした有機EL照明を展示した。デザイン性を生かしたインテリアとしての照明を目指す。ガラス基板を膜封止し、超薄型の有機ELパネルを実現した。パネルの寸法は50mm×50mmと80mm×80mmの2種類。顧客からの要望があれば、既に販売可能という。

 コニカミノルタホールディングスは、フレキシブル有機EL照明のコンセプトを出展した。同社の照明ブランド「Symfos」に関する展示で、昨年はガラス基板の有機EL照明(発光効率45lm/W、全光束12lm、パネルサイズ74mm×74mm)についての展示がメインだった。今回は、フレキシブル基板を採用することで、厚さと重さをガラス基板の1/10にできたという。パネルの寸法は60mm×150mm。その他の情報については未公表である。(関連記事「写真でつづる有機EL照明(2013年版)」)

東芝ライテックが開発した半透明有機EL照明の例。ファミリーマートへ導入した製品とはデザインが異なる。(写真:グラナージュ)

 東芝ライテックは昨年、有機EL照明とLED照明を組み合わせた照明を展示した。今年はコンセプト・ステージで、半透明有機ELパネルとワイヤレス給電方式の有機ELを展示した。半透明有機ELパネルの寸法は90mm×180mm。この製品は実際の照明器具としてファミリーマート船橋金杉店(千葉県船橋市)に2台納められている。

 パナソニックは、3種類の色温度(3000K:光束60lm/4000K:光束51lm/5000K:光束49lm)を用意した有機EL照明「ELeaf」を展示した。パネルの寸法は、102mm×95mm×8.9mm。発光効率は17lm/W。夏には長方形型の製品もラインナップに加える。

 三菱電機照明は昨年、ドイツOSRAM社の有機ELパネルを展示するのみであったが、今回、ルミオテックなど複数社から有機ELパネルの調達を始めた。さまざまなデザインの照明に挑戦することで有機EL照明器具のラインナップを拡大し、独自性を図る。