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今回の新製品 TIのデータ。
今回の新製品 TIのデータ。
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 米Texas Instruments社は2013年3月26日(現地時間)に、低価格な16ビットMCUの「MSP430 Value Line」シリーズに、「MSP430G2xx4」と「MSPG2xx5」を追加したと発表した(ニュース・リリース)。既存製品よりもメモリ容量を増やし、パッケージや汎用I/Oの選択肢を広げた。

 今回追加したG2xx4とG2xx5は既存の製品とコード互換性を保ちつつ、フラッシュ・メモリ容量を最大32Kバイト(G2xx4)と56Kバイト(G2xx5)に増加させた。また、SRAM容量は最大4Kバイトである。このように、メモリ容量を増やしたことで、例えば、Wireless M-BusやNFC(near field communications)のプロトコルの実装が可能になるという。

 さらにG2xx5では、容量式タッチ・センサーのI/Oを内蔵しており、スワイプやジェスチャー、ダブルタップ、近接感知といった機能を持つアプリケーションが実装できる。また、今回新たに、MSP製品では最小という、ダイサイズのBGA(DSBGA)パッケージが追加された。このほか、既存製品よりも多くの汎用I/Oやタイマー、シリアル・ポートを備えた製品が登場した。

 新製品はすでにサンプル出荷を開始している。DSBGAのほかDIPやTSSOP、QFNパッケージが選べる。1万個発注時のチップ単価は、G2xx4が0.96米ドル、G2xx5は1.12米ドル(いずれも、米国における参考価格。以下も同様)から。

 また、アプリケーション開発に使う「MSP430 LaunchPad expansion board」は15米ドルで2013年5月から供給される。ターゲット・ボードの「MSP-TS430DA38」とフラッシュ・エミュレーション・ツールの「MSP-FET430U38」はすでに提供が開始されており、TIのeStoreでの価格はそれぞれ75米ドルと149米ドルである。