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B4420の機能ブロック図 Freescaleのデータ。
B4420の機能ブロック図 Freescaleのデータ。
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B4860の機能ブロック図 Freescaleのデータ。
B4860の機能ブロック図 Freescaleのデータ。
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 米Freescale Semiconductor社は2013年5月22日(現地時間)に、無線基地局向けSoC「QorIQ Qonverge B4」ファミリに浮動小数点演算機能を加えて、産業市場にも訴求していくと発表した(ニュース・リリース)。対象となる製品は、「B4420」と「B4860」の2つである。

 QorIQ Qonvergeはパケット処理用のプロセサ・コアと,ベースバンド処理用のDSPコア、アクセラレータ回路などを1チップに集積したSoCである(Tech-On!関連記事1)。今回の2製品はどちらも、64ビットPowerアーキテクチャの「e6500」コアとDSPコアの「StarCore SC3900」を共に複数集積している。例えば、B4420はe6500コアを2個、StarCore SC3900コアを2個載せる。また、B4860はe6500コアを4個と、SC3900を6個搭載する(Tech-On!関連記事2)。

 B4860の場合、4つのe6500コアで合計6万1000CoreMarkの演算性能を持つ。また、6つのSC3900コアは合計で230.4GMACsの固定小数点演算性能と115.2GFLOPSの浮動小数点演算性能になる。さらにe6500コアに搭載されているSIMDエンジンのAltiVecを使うことによって、4つ合計で172.8GFLOPSのIEEE754準拠浮動小数点演算性能も提供する。こうした高い数値演算性能は、レーダーや医療/メディア向け画像処理、Cloud-RANを構成するためのMACスケジューリング、ビデオ分析、セキュリティ、産業向け自動処理、あるいはテスト/測定分野など幅広い応用分野で威力を発揮するとしている。

 両製品とも多くの標準インタフェースをサポートする。B4860の場合は2つの10Gビット/秒のXFI/XAUIコントローラ、4つの2.5G/1Gビット/秒のSGMIIコントローラ、2つの5Gビット/秒対応のSerial RapidIO v2.1コントローラ、4レーンのPCI Express Gen2、2チャネルのECC対応DDR3/DDR3Lコントローラ、NAND/NORフラッシュ・コントローラ、I2C/SPI/SDHC/USB/UARTインタフェースなどを搭載している。

 B4420、B4860、および評価ボードの提供開始は、2013年第3四半期の予定である。