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PowerVR Series 6向けDOKの構成 ImaginationとSynopsysのデータ。
PowerVR Series 6向けDOKの構成 ImaginationとSynopsysのデータ。
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 英Imagination Technologies社は2013年7月24日(現地時間)に、同社のGPUコアやプロセサ・コアをハードニングするための設計情報パッケージ「DOK:Design Optimisation Kit」の提供を始めると発表した(ニュース・リリース)。第1弾のDOKは、GPUコア「PowerVR Series6」向けである。

 ハードニング向けの設計情報パッケージは、英ARM社がプロセサ・コア向けに「POP:Processor Optimization Package」の提供を始めて広く知られるようになった。現在はプロセサ・コアだけでなく、GPUコア向けにも提供している。今回のDOKは、ARMのPOP対抗策と言える。DOKは、最適化したリファレンス設計フローや、最適化したパートナの回路ライブラリ、キャラクタライゼーション・データおよびドキュメントなどからなる。

 PowerVR Series6向けのDOKは、米Synopsys社と一緒に開発した。このDOKは、Synopsysのプロセサ・コア/GPUコア/DSPコア向けのスタンダード・セル/メモリの回路ライブラリ「DesignWare HPC(High Performance Core)Design Kit」(Tech-On!関連記事)をベースとしている。これを利用することで、動作時消費電力を最大25%、チップ面積を最大10%、ハードニングの機関を最大30%、それぞれ削減可能だという。

 現在、ImaginationとSynopsysは、各種GPUコアやプロセサ・コア(MIPSコア)向けのDOKの開発を共同で進めている。将来は、VPU(video and vision processor unit)やRPU(radio communication processor unit)などを含む、ImaginationのIPコア全体に対してDOKを用意したいとする。

 PowerVR Series 6向けのDOKは、最適化したリファレンス設計フローや、フロアプラン、およびSynopsysのHPC Design Kitなどを含む。提供開始は2013年第3四半期の予定である。