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実装面積と消費電力を約50%削減できる車載用AM/FMラジオ・チューナIC
実装面積と消費電力を約50%削減できる車載用AM/FMラジオ・チューナIC
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 オランダNXP Semiconductors社は、同社従来品に比べて実装面積と消費電力をいずれも約50%削減できる車載用AM/FMラジオ・チューナIC「TEF665x/TEF668x」を発売した(ニュースリリース)。RFCMOS技術で製造した。AM放送とFM放送に向けたアナログ・フロントエンド回路やA-D変換器、DSPベースのソフトウエア・ラジオ処理回路、オーディオ処理回路などを1チップに集積した。FM放送の受信周波数範囲は65M~108MHz。欧州や米国、日本、中東などの地域に対応する。AM放送は長波(LW)と中波(MW)、SW(短波)のいずれも受信可能だ。車載用半導体チップの品質規格である「AEC-Q100」に準拠する。

 AM放送とFM放送に向けたアナログ・フロントエンド回路には、いずれも自動利得調整回路付き低雑音アンプ(LNA)を集積した。その後段に位置するA-D変換器はΔΣ方式を採用する。RF信号をベースバンド信号に変換する方式は「Low-IF」である。出力は、デジタルのI2S信号のほか、オーディオ用D-A変換器を介したアナログ信号を2チャネル備える。Fast mode(400kHz)のI2Cバスを備える。I2S信号を外付けのデジタル・ラジオ・プロセサに入力すれば、HDラジオやDRMデジタル・ラジオに対応することが可能だ。

 TEF665xとTEF668xの違いは、搭載した機能にある。TEF668xには、FM放送に向けた改善型マルチパス低減機能(iMS:improved multipath suppression)とチャネル・イコライザ(CEQ)機能を搭載したが、TEF665xには搭載していない。電源電圧はいずれも+3.3V単一。パッケージは、外形寸法が5mm×5mm×0.85mmの32端子HVQFN。動作温度範囲は-40~+85℃。価格は明らかにしていない。