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150℃で稼働するボディ制御向け16ビット・マイコン ルネサスのデータ。
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RL78/F14の機能ブロック図 ルネサスのデータ。
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 ルネサス エレクトロニクスは、ボディ制御に向けた車載マイコンの新製品「RL78/F13」と「RL78/F14」を開発した(ニュース・リリース)。16ビット・プロセサ・コア「RL78」(最大動作周波数は32MHz)を使う車載マイコンの第2弾製品である。

 第1弾の「RL78/F12」は2年前に発表している(Tech-On!関連記事)。パワー・ウインドウやパワー・シート、エアコン、ランプ/ライトなどの制御、いわゆるボディ制御に向けたマイコン。今回の2製品も狙いは基本的に同じである。RL78/F13は、RL78/F12よりも機能・性能を向上させた製品。RL78/F14はそのRL78/F13より機能を向上させた製品である。

 例えば、RL78/F12には12チャネルの10ビットA-D変換器を搭載しているが、RL78/F13は20チャネルの10ビットA-D変換器、RL78/F14は31チャネルの10ビットA-D変換器を載せる。さらにRL78/F14は8ビットのD-A変換器やアナログ・コンパレータも搭載している。プログラム用のフラッシュ・メモリ容量は、RL78/F12では最大64Kバイト、RL78/F13は最大128Kバイト、RL78/F14は最大256Kバイトである。また、RL78/F14とRL78/F13はCANとLINインタフェースを備える(RL78/F12はLINは持つが、CANはなかった)。

 動作温度の保証にも違いがある。RL78/F12はLグレード品で-40~+85℃の温度範囲で保証していた(プロセサ・コアの最大動作周波数は32MHz)。Kグレード品では、プロセサ・コアの動作周波数を最大24MHzにすれば、-40~+125℃での保証があった。RL78/F13とRL78/F14では、Lグレード品で-40~+105℃の保証(プロセサ・コアの最大動作周波数)。Kグレード品ではプロセサ・コアの動作周波数を最大24MHzにすれば、-40~+125℃での保証がある。Yグレード品ではプロセサ・コアの動作周波数を最大24MHzにすれば、-40~+150℃での保証となる。

 今回の製品に合わせて、QFNパッケージの開発も新規に行った。5mm×5mmで32ピンのQFNパッケージと、7mm×7mmmで48ピンのQFNパッケージの両方で端子側面にくぼみを付けて、実装時のはんだ濡れ性を向上させた。なお、これらのQFNパッケージは小型なことも特徴だという。例えば、32ピンのQFNパッケージは、10mm×8.3mmの32ピンのSSOP(Shrink Small Outline Package)と比較した場合、実装面積を約69%削減できるとする。

 2つの新製品とも、メモリ容量や機能、パッケージが異なる多数の品種がある。RL78/F13は61品種、RL78/F14は31品種をそろえる。サンプル出荷は2013年10月に始める。サンプル価格は製品・品種により異なり、例えば、RL78/F14の48ピン・パッケージ封止で128Kバイトのフラッシュ・メモリを搭載する製品は600円/個である。量産は2014年9月より開始し、2015年9月には月産250万個を計画している。