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今回発表の製品の1つ「STiH412」のイメージ STMicroのデータ。
今回発表の製品の1つ「STiH412」のイメージ STMicroのデータ。
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STiH412の機能ブロック図 STMicroのデータ。
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 伊仏合弁STMicroelectronics社は、4K UltraHD(2160p)やH.265/HEVC(High Efficiency Video Coding)に対応するSTB向けメディア(画像/音声/グラフィックス)処理1チップSoC「Cannesファミリ」と「Monacoファミリ」を発表した(日本語ニュース・リリース1)。メディア処理機能以外にも、セキュア処理機能、各種インタフェース、メモリカード・コントローラなどを備える。

 両ファミリとも、CPUはSMPでデュアル・コア構成のCortex-A9(動作周波数は最大1.5GHz)。GPUは4コア構成のMali-400MPである(動作周波数は最大350MHz)。DDR3/DDR3L向けのLMI(local memory interface)は最大1066MHz(DDR3-2133)に対応。デコード可能なビデオ圧縮形式は、H.264 AVC、H.264 MVC、H.264 SVC、WebM VP8、VC-1、MPEG4、MPEG2、HEVC L4.1(2160p30)。またWebコンテンツとして一般的なFlash、DivX、Xvid、MJPEG、WMVのデコードにも対応する。

 Cannesファミリ(STiH312、STiH310、STiH305)とMonacoファミリ(STiH412、STiH407、STiH410)の主な違いは処理能力である。例えば、H.264 AVCのデコーディングの場合、Cannesファミリのハイエンド製品「STiH312」は、一度にL4.2(1080p60)のストリームを1本、またはL4.1(1080i60/1080p30)のストリームを2本処理できる。一方、Monacoファミリのハイエンド製品「STiH412」は一度にL4.2(1080p60)のストリームとL4.1(1080i60/1080p30)のストリームを1本ずつ、またはL4.1(1080i60/1080p30)のストリームを3本処理できる。

 どちらのファミリの製品もSTMicro独自のトランスコーディング技術「Faroudja」を搭載しており、1080p30~720p30のストリームを3本まで同時に変換可能だという。この技術により、多くの形式のストリームをH.264へリアルタイムで変換でき、タブレットやモバイル機器、ノートPCなどでもコンテンツやサービスを楽しめるとする(日本語ニュース・リリース2)。また、ビデオ会議向けにH.264またはVP8形式へのビデオ・エンコーディングが可能である。エンコーディングの解像度は1080p30まで。対応するインタフェースは、USB 2.0/3.0、eSATA2/3、PCI Express(Gen2)、SD/eMMC、Ethernet、HDMIなどである。25mm×25mmのパッケージに封止する。

 6製品(STiH312、STiH310、STiH305、STiH412、STiH407、STiH410)いずれも、2013年第4四半期に主要顧客向けにサンプル出荷を開始する予定である。顧客のアプリケーション開発支援に向けて、SDKやレファレンス・デザインなどを提供するという。