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50mAを出力できるチャージ・ポンプ方式の降圧型DC-DCコンバータIC
50mAを出力できるチャージ・ポンプ方式の降圧型DC-DCコンバータIC
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 米Linear Technology社は、最大出力電流が50mAと大きいチャージ・ポンプ(スイッチト・キャパシタ)方式の降圧型DC-DCコンバータIC「LTC3255」を発売した(ニュースリリース)。入力電圧範囲は+4~48Vと広い。出力電圧は+2.4~12.5Vの範囲でユーザーが設定できる。同社によれば、「発売したICは、同等のリニア・レギュレータと比較すると約2倍の変換効率を実現できる。しかも、スイッチング方式のDC-DCコンバータと違ってインダクタが不要なため、実装面積の削減が可能」という。産業用制御機器やFA機器、センサー搭載機器、SCADA(supervisory control and data acquisition)システムなどに向ける。

 変換比が2対1、もしくは1対1のチャージ・ポンプ回路として動作する。さらに、電流を2倍に高めるシャント・レギュレータとして利用することも可能だ。変換比は、入力電圧と出力電圧、負荷条件によって決まる。変換モード間の切り替えは自動的に行われる。シャント・レギュレータ・モードでは、強制的に2対1の変換モードになり、入力の約2倍の電流で安定化した電圧を負荷に供給する。このため4-20mA電流ループの用途において、+3.3V/7.4mAの電力を負荷に連続的に供給することが可能になる。

 -52V~+60Vの入力フォールト保護機能やパワーグッド信号出力機能、過熱保護機能、短絡保護機能などを備える。無負荷時の消費電流は16μA。パッケージは、実装面積が3mm×3mmと小さい10端子DFNに加えて、10端子MSOPも用意した。動作温度範囲は-40~+125℃。1000個購入時の米国での参考単価は2.30米ドルからである。