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実装面積を従来比40%削減できる8チャネルの超音波トランシーバIC
実装面積を従来比40%削減できる8チャネルの超音波トランシーバIC
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 米Maxim Integrated Products社は、8チャネル(オクタル)の超音波トランシーバIC「MAX2082」を発売した(ニュースリリース)。集積した機能は、8個の高電圧パルス発生器、8個の送受信スイッチ、8個の12ビットA-D変換器、8個の低雑音アンプ(LNA)、8個の可変利得アンプ(VGA)、連続時間ミキサ、アンチエイリアス・フィルタ、カップリング・コンデンサなどである。パッケージは、実装面積が10mm×26mmのBGAである。多くの機能を1チップに集積したため、外付けのディスクリート部品を大幅に削減できる。同社によると「数1000個のディスクリート部品を削減可能だ。このため従来手法に比べると、実装面積を約40%、消費電力を30%削減できる」という。小型の超音波診断装置などに向ける。

 高電圧パルス発生器は3レベルの出力が可能。最大出力電圧は±105Vである。フローティングの電源回路を集積したため、大型のカップリング・コンデンサを外付けする必要はない。出力電流は0.5~2Aの範囲でユーザーが設定できる。伝搬遅延時間は20ns。レシーバ(受信)部の雑音指数(NF)は2.8dB、SN比は75.7dBFS(入力周波数が5MHzで帯域が2MHzのとき)、第2高調波歪みは-70dBFSである。電源雑音やスイッチング雑音を低減する機能を搭載したため、高い画質の超音波画像を得られるという。

 消費電力はチャネル当たり134mW。動作温度範囲は0~+70℃。1000個以上購入時の米国での参考単価は70.00米ドルである。