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 米Mentor Graphics社は、熱流体解析ツール「FloEFD」の新版を発表した(ニュースリリース)。主な機能強化点は(1)モンテカルロ解析による輻射モデルの追加、(2)メッシュ生成機能のマルチコア対応、などである。

 (1)のモンテカルロ解析による輻射モデルは、物体の形状が熱光学上どのような影響があるかを解析するための機能。複雑な形状の熱光学効果を正確に予測できるという。例えば、レンズの焦点を合わせるための解析の場合、輻射を吸収する部品でどのような屈折や反射が起こるかを予測できる。クルマのヘッドライトや家庭用照明を対象とした解析での利用を想定している。

 (2)は、マルチコアCPUによってメッシュ生成の演算を並列化して高速処理するもの。従来に比べてメッシュ生成時間が最短で約1/20になるという。加えて、複数の物理現象を連成して解くための「並行コードカップリングインタフェース(MpCCI)ブリッジ」が利用できるようになった。CFD解析の結果を出力し、MpCCIを介してそれを他の構造解析ツールに引き渡す。これにより流体と構造の連成解析が可能となる。