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歴代のタッチ・スクリーン・コントローラICを紹介するJagadish Kumaran氏 新製品は一番下の行にある。Tech-On!が撮影。スクリーンはCypressのスライド。
歴代のタッチ・スクリーン・コントローラICを紹介するJagadish Kumaran氏 新製品は一番下の行にある。Tech-On!が撮影。スクリーンはCypressのスライド。
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TMA568の主な特徴 Cypressのスライド。
TMA568の主な特徴 Cypressのスライド。
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 米Cypress Semiconductor社は、最大8.3インチのスクリーンに対応可能なタッチ・スクリーン・コントローラIC「TrueTouch TMA568」を発表した(ニュース・リリース1)。同社の第5世代タッチ・スクリーン・コントローラIC「Gen5 TrueTouch」(Tech-On!関連記事1)のハイエンド製品である。

 Gen5 TrueTouchは、第4世代品のアナログ・フロントエンド回路を改良して、電源雑音耐性を大幅に高めたことが特徴である。0.5mmカバー レンズ、直径22mmのフィンガー・サイズにおいて、1k~500kHzの範囲で測定した結果、40Vppの充電器雑音耐性があることを確認したという(第4世代品では15Vpp)。既存の第5世代品「TMA54x」は最大センサー入力数が36で、対応可能なスクリーン・サイズは最大5インチだった。

 新製品のTMA568は最大センサー入力数は58になり、センサーの間隔が5mmならば最大で8.3インチのスクリーンに対応できる。また、同間隔が3.2mmならば最大で5.3インチのスクリーンに対応する。日本サイプレスで開催の報道機関向け説明会に登壇したCypressのJagadish Kumaran氏(Senior Manager of Marketing for TrueTouch)によれば、雑音耐性が高いだけでなく、細かな動きをとらえられることも特徴で、例えば、先端の直径が2.0mmという細いパッシブ型スタイラスが使える。これで、7mmの大きさの文字をタッチ・スクリーンでキャプチャできるという。リフレッシュ・レートは120Hz。

 TMA568の電源電圧はデジタル部が1.71~5.5V。アナログ部は2.65~5.5V。動作時の平均消費電力は12mW、ディープ・スリープ・モードでは15μWである。パッケージは2種類用意した。6mm×6mm×0.6mmで56ピンのQFNと5.5×5.5×0.6mmで70ボールのBGAである。すでに主要顧客向けに量産出荷を始めている。価格は発表していない。

 報道機関向け説明会には、2013年10月1日付けで日本サイプレスの代表取締役社長に復帰した吉澤仁氏も登壇した(ニュース・リリース2)。同氏は2012年7月に山田 和美氏の代表取締役社長就任により非常勤取締役会長に退いたが(Tech-On!関連記事2)、山田氏の退職に伴って復帰した。吉澤氏は今回の新製品について、次のように述べた。「第4世代タッチ・スクリーン・コントローラICまででは、ハイエンドのスマートフォンやタブレットへの対応は正直言って難しかった。今回の新製品の投入で、ハイエンド機器の市場を開拓していく」(同氏)。