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量産を開始したインセル方式の5型フルHD液晶モジュール。IPSモードを採用しており、精細度は445ppi、輝度は450cd/m2、コントラスト比は1000対1、色再現域はNTSC比71%である。
量産を開始したインセル方式の5型フルHD液晶モジュール。IPSモードを採用しており、精細度は445ppi、輝度は450cd/m2、コントラスト比は1000対1、色再現域はNTSC比71%である。
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 ジャパンディスプレイは、タッチ・センサ機能を内蔵した5型フルHD液晶モジュールの量産を開始したと発表した(ニュース・リリース)。同社の前身の1社であるソニーが開発し、2012年1月に量産を開始した、「Pixel Eyes」と呼ぶインセル方式を用いている。画面の精細度が400ppiを超える5型フルHD(1080×1920画素)の液晶モジュールにタッチ・センサ機能を取り込んだのは「世界初」(ジャパンディスプレイ)だという。

 タッチ・センサ機能を液晶パネルに内蔵したインセル方式は、従来の外付け方式に比べて、全体を薄型・軽量にできる、外光の界面反射の低減により表示映像の画質を改善できる、という利点がある。さらに、今回のPixel Eyesによるインセル方式では、独自の駆動方式により高いタッチ感度を実現することで、高い操作性が得られる上に、「ペン入力や、画面に触れずに入力するような新たなユーザー・インタフェースを実現できる可能性がある」(同社)という。(技術の詳細は日経エレクトロニクス2012年2月20日号、pp.18-19を参照)。

 ジャパンディスプレイは、2013年6月に稼働を開始した第6世代の新ラインをはじめとする各ラインで、Pixel Eyesのインセル方式パネルの生産体制を整えている。同社は既に量産中のVGA+(720×480画素)、FWVGA(854×480画素)、qHD(540×960画素)、HD720(720×1280画素)の各製品に加えて、今回フルHD品の量産を開始することで、製品群の拡充を図る。

 なお、同社は今回発表したタッチ・センサ機能内蔵の5型フルHD液晶モジュールを、2013年10月23日から25日までパシフィコ横浜で開催される「FPD International 2013」に出展する予定である。