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 米Broadcom社は、自動車内のインフォテインメントに向けた無線通信IC「BCM89335」を発表した(ニュース・リリース)。5G WiFi(IEEE 802.11ac)とBluetooth Smart Readyの両方に対応した、いわゆるコンボ・チップである。

 今回のICを使うことで、ドライバーや同乗者は、モバイル・デバイス(機器)と車載インフォテインメント・システムおよびや後部座席ディスプレイとを同期させたり、コンテンツのストリーミングを簡単に行えるようになるとする。また、LTEテレマティクスを介して、あるいはホット・スポットとの直接接続によって、自動車からインターネットやクラウドに接続するための高速通信を実現するという。

 例えば、5G WiFi(IEEE 802.11ac)を使って最大1080pの解像度のビデオ映像を自動車内の複数のディスプレイに配信し、同時に2.4GHz帯のBluetoothを使ってハンズ・フリー操作を行う。また、Bluetooth Smart Ready技術を使うことで、ドライバが付けたウエアラブル機器やセンサーから、ドライバの疲労度や血中アルコール濃度、グルコース・レベルなどを車載システム側に吸い上げることができるという。

 今回のICでは、MACやPHY、RFおよび Bluetooth Smart Readyを含む5G WiFiシステムを1チップに統合している。Wi-Fi Direc、Wi-Fi CERTIFIED MiracastおよびWi-Fi CERTIFIED Passpointをサポートする。高度なビーム・フォーミングや、LDPC(低密度パリティ検査符号)、STBC(時空間ブロック符号)などの機能を備える。

 BCM89335はサンプル出荷中である。同じ車載向けで5GWiFi機能がなく、Bluetooth Smart Ready対応の無線通信IC「BCM89071」も用意した。こちらも現在、サンプル出荷中である。