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「AD9361」の構成
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「AD-FMCOMMS2-EBZ」の構成
「AD-FMCOMMS2-EBZ」の構成
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 米Analog Devices社は2013年10月23日、広範囲な周波数帯域で動作できるトランシーバIC「AD9361」を発表した(ニュース・リリース)。ソフトウエアによって無線通信方式を自在に変える「SDR(software difined radio)」無線機を狙ったものとする。

 状況に応じてモード変更が求められる防衛用通信機器やRF試験用装置、仕向地や納入先ごとに通信方式が異なるテレメトリー機器、小型の移動通信基地局などで、利用が見込めるという。

 AD9361は送受信周波数として70M~6.0GHz、チャネル(ベースバンド)帯域幅として200k~56MHzに対応する。A-DおよびD-A変換器、ダイレクト・コンバージェント・レシーバをそれぞれ2個ずつ備えている。ノイズ指数は2.5dB未満である。入出力信号は12ビット。パッケージの大きさは10mm×10mmで144ピンのCSPBGAを備える。

 AD9361は既に量産出荷中で、1000個受注時に175ドル米ドル/個。この他、開発・評価用に米Xilinx社のFPGA開発ボードと接続できる、AD9361を搭載したラピッド開発キット「AD-FMCOMMS2-EBZ」も同時に発表した。こちらも量産出荷中で1個当たり750米ドルである。