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インダクタ抵抗による電流検出の温度補償機能を搭載した降圧型DC-DCコンバータ制御IC
インダクタ抵抗による電流検出の温度補償機能を搭載した降圧型DC-DCコンバータ制御IC
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 米Texas Instruments(TI)社は、インダクタの直流抵抗を使った電流検出の温度補償機能を搭載した降圧型DC-DCコンバータ制御IC「LM27403」を発売した(ニュースリリース)。外付けのバイポーラ・トランジスタを使ってインダクタの温度をリモートで検出し、検出した電流に対してリアルタイムで温度補償を施す仕組みである。この結果、電流制限機能の精度を10%高めることが可能になり、インダクタに小型品が使えるようになる。従って、プリント基板の実装面積を削減できるわけだ。通信機器や組み込みコンピュータ、サーバーなどに搭載するPOL(point of load)コンバータに向ける。

 同期整流方式に対応する。スイッチング素子であるパワーMOSFETを外付けで用意する必要がある。パワーMOSFETのドライバ回路を集積した。入力電圧範囲は+3~20V。出力電圧は+0.6~19Vの範囲で外付け抵抗を使って設定できる。出力電圧の誤差は1%である。スイッチング周波数は200k~1.2MHzの範囲でユーザーが設定可能だ。最小オン時間は30nsで、デューティ比は最大で93%に達する。適応型デッドタイム制御機能を搭載した。変換効率は、最大で97%が得られるという。

 ヒステリシス付きイネーブル機能やスイッチング周波数同期機能、オープン・ドレイン出力のパワーグッド信号出力機能、出力電圧トラッキング機能などを搭載した。過熱保護機能は、しきい値をユーザーが設定可能だ。パッケージは、実装面積が4mm×4mmの24端子WQFN。動作接合部温度範囲は-40~+125℃。1000個購入時の米国での参考単価は1.20米ドルである。