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Liイオン電池スタックに向けたバッテリ・マネジメントIC
Liイオン電池スタックに向けたバッテリ・マネジメントIC
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 オーストリアams社は、Liイオン2次電池スタックに向けたバッテリ・マネジメントIC「AS8506」を発売した(ニュースリリース)。電池セルの電圧測定機能と、電圧監視機能、セル・バランス機能、温度測定機能を搭載した。セル・バランス機能はパッシブ方式のほか、オプションでアクティブ方式にも対応する。電気自動車やハイブリッド車、太陽光発電システムなどの蓄電装置、電動バイク、電動工具などに向ける。

 発売したICで対応するLiイオン2次電池のセル数は3~7個である。電圧測定用に、逐次比較(SAR)方式を採用した12ビットA-D変換器を集積した。測定可能なセル電圧範囲は+1.8~4.5V。従って、Liイオン2次電池のほか、電気2重層コンデンサやLiイオン・キャパシタなどにも対応できる。集積した基準電圧源の誤差は1mV。電圧測定の誤差はデジタル化した後で5mVである。電圧監視機能のしきい値は、上限値と下限値の両方を設定可能だ。アクティブ方式のセル・バランス機能を利用する際は、外付けでフライバック・トランスを用意する。温度測定には、2つの外付けNTCサーミスタが必要だ。ホスト・マイコンとの通信用にSPIインタフェースを搭載した。このインタフェースは、放射雑音(EMI)に対する耐性を高めているという。

 電源電圧範囲は+6~32V。消費電流は通常動作時に40mA(最大値)、スリープ時に35μA(最大値)。パッケージは、実装面積が6mm×6mmの40端子MLF。動作温度範囲は-40~+85℃。車載半導体の品質規格である「AEC-Q100」を取得した車載バージョンと、取得していない非車載バージョン「AS8506C」を用意した。車載バージョンの1000個購入時の米国での参考単価は9.10米ドル、非車載バージョンは7.80米ドルである。