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扁平角缶型セル(写真:JMエナジー)
扁平角缶型セル(写真:JMエナジー)
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新工場の完成予想図(図:JMエナジー)
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 JSRの100%子会社であるJMエナジー(山梨県北杜市)は、Liイオン・キャパシタの量産工場を新設する(発表資料)。生産能力は300万セル/年で、総投資額は約60億円。2014年4月に着工し、2015年1月の竣工、同年6月の出荷開始を予定している。

 同時に新しいタイプの小型セルを製品化することも明らかにした。従来から提供している扁平角缶型セルに比べて容積を1/2以下に小型化したセルで、端子を除いたセルの大きさは120.2mm×71.8mm×12.8mm、容量は1500F、直流抵抗値は1.2mΩ。建設機械、産業機械、自動車など電源の設置スペースが限定される分野に向ける。新工場では、この小型タイプと従来タイプの扁平角缶型セルを併産していく。

 JMエナジーは2008年11月に大容量Liイオン・キャパシタの量産設備を稼働させた。「ULTIMO」シリーズとして、軽量薄型のラミネート・セル(生産能力30万セル/年)と堅牢性に優れた扁平角缶型セル(生産能力12万セル/年)、さらにセルを連結させて高電圧で使用するためのモジュールを提供している。このうち、特に扁平角缶型は低電圧・据置型の産業機械から高電圧・移動体用途に至る幅広い分野で採用が進み、需要の急速な拡大が見込まれるという。

 新工場は本社山梨工場の既存設備に隣接して建設する。鉄骨造の4階建てで、延べ面積は8400m2。自社のLiイオン・キャパシタを使用した瞬時電圧低下補償装置や工場内無人搬送車(AGV)、外灯などを導入する予定だ。