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スイッチング素子を集積した絶縁型フライバックDC-DCコンバータIC
スイッチング素子を集積した絶縁型フライバックDC-DCコンバータIC
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 米Linear Technology社は、スイッチング素子(DMOSスイッチ)を集積した絶縁型フライバックDC-DCコンバータIC「LT8302」を発売した(ニュースリリース)。入力電圧範囲は+2.8~42Vと広い。+65V耐圧で最大3.6Aを扱えるDMOSスイッチを集積した。出力電力は最大で15Wが得られる。産業用電子機器や医療用電子機器、通信/ネットワーク装置、車載用電子機器などに向ける。

 電流モード制御方式を採用する。重負荷時は、擬似共振の境界モードで動作する。このため、小型トランスの使用が可能になる上に、ロード・レギュレーション(負荷変動)特性を高められたという。軽負荷時は、出力電圧のリップル成分が小さい「Burst Mode」に移行する。フィードバック制御用の信号は、1次側のフライバック波形を利用する。このため、トランスの3次巻線やフォトカプラは不要である。出力電圧は、外付け抵抗を使ってユーザーが設定できる。最大スイッチング周波数は12kHz(標準値)。集積したDMOSスイッチのオン抵抗は80mΩ(標準値)。

 位相補償回路は内蔵した。ソフトスタート機能や出力の短絡保護機能などを備える。消費電流はアクティブ時に380μA、スリープ時に106μA。パッケージは8端子SOP。動作接合部温度範囲は-40~+125℃。このほか、-40~+150℃の車載グレード品や、-55~+150℃のミリタリ・グレード品も用意した。1000個購入時の米国での参考単価は3.47米ドルからである。