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今回の製品 NECのデータ。
今回の製品 NECのデータ。
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 NECは、ベクトル型スーパーコンピュータ「SXシリーズ」に4コアMPUを搭載した「SX-ACE」を加えた(ニュース・リリース)。2013年11月15日より日本国内および海外向けに販売を開始する。

 今回の製品はSXシリーズとして初めてマルチコア型ベクトルMPUを搭載した。コア数は4である。そのコアの最大ベクトル演算性能は64GFLOPSで、世界最大という。また、コア・メモリ帯域は64Gバイト/秒で、こちらも世界最大とする。

 1ラック(最大64MPU=256コア)当たりの性能は前機種に比べて10倍に向上した。最大8ラック(最大512MPU=2048コア)構成が可能で、そのときの最大ベクトル演算性能は131T(テラ)FLOPSになる。さらに10Gビット/秒のEthernetで複数ラックからなるクラスタ間を接続して、マルチクラスタ方式の大規模なシステムが構築できるという。

 今回のMPUには、4つのコアに加えて、メモリ制御部、ネットワーク制御部、およびI/O(周辺)制御部が1チップに集積されている。このMPUを11cm×37cmと小型のノード・カードに実装する。1ラックはこのノード・カードを最大64枚収容できる。今回、同社独自の先端IC技術や、高密度設計、高効率冷却技術などにより、従来機種と比較して、消費電力を10分の1、設置面積を5分の1に低減したという。

 NECは「SX-ACE」を、世界最大のスーパーコンピュータ国際会議/展示会である「SC13」に出展する(会期は2013年11月17日~22日で、米国コロラド州デンバーで開催)。また、NECは、「SX-ACE」の後継機として、従来のスーパー・コンピュータ領域に加えて、産業応用領域やビッグデータ解析をターゲットとした次世代高性能サーバーの検討を開始した。新製品の販売価格は、レンタル月額で450万円(税込)から。