PR
消費電力を大幅に削減したアイソレータIC
消費電力を大幅に削減したアイソレータIC
[画像のクリックで拡大表示]

 米Analog Devices社は、消費電力を大幅に削減したアイソレータIC「ADuM144x」を発売した(ニュースリリース)。同社独自の「iCoupler」技術で製造した。同社は「デジタル・アイソレータ」と呼ぶ。電源電圧が+2.5Vのときの静止時消費電流は最大5μA、2Mビット/秒動作時の消費電流は最大380μAと極めて低い。同社は「フォトカプラに比べると消費電力を1/1000に抑えられる。業界で最も消費電力が少ないアイソレータである」という。4-20mA電流ループに対応した工業用プロセス制御機器や、遠隔センサー機器、産業用電子機器、計測器などに向ける。

 4チャネル構成のアイソレータICである。絶縁耐圧は2.5kVrms。瞬時コモンモード除去電圧は25kV/μsである。電源電圧範囲は+2.25~3.6V。+2.5V動作時の特性は以下の通りだ。最大データ伝送速度は2Mビット/秒。伝搬遅延時間は180ns(標準値)で、その温度特性は280ps/℃(標準値)。伝搬遅延時間のスキューは10ns(最大値)、最小パルス幅は500ns。パルス幅歪みは12ns(最大値)。チャネル間のマッチング特性は、伝搬方向が同じ場合は10ns(最大値)、反対の場合は30ns(最大値)。

 「UL 1577」などの安全規格を取得、もしくは申請中である。チャネル構成は3種類用意した。1つは、伝送方向が4チャネルとも同じ構成。2つめは、3チャネルの伝送方向が同じで、残る1チャネルの伝送方向が反対の構成。3つめは、2チャネルの伝送方向が同じで、残る2チャネルの伝送方向が反対の構成である。パッケージは、実装面積が4mm×5mmの16端子QSOP。動作温度範囲は-40~+125℃。1000購入時の米国での参考単価は1.98米ドルである。すでに量産出荷を始めている。

 このほか、実装面積が7.2mm×3.5mmの20端子SSOPに封止した製品も用意している。量産出荷は2014年1月に開始する予定だ。1000個購入時の米国での参考単価は2.48米ドルである。