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開発システムの概要を示したパネル。ネクスコ・エンジニアリング北海道が「ハイウェイテクノフェア2013−高速道路を支える最先端技術−」(2013年11月7〜8日、東京ビッグサイト)で展示した
開発システムの概要を示したパネル。ネクスコ・エンジニアリング北海道が「ハイウェイテクノフェア2013−高速道路を支える最先端技術−」(2013年11月7〜8日、東京ビッグサイト)で展示した
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「CAIS」の構成要素である無線センサ・モジュール(奥)と電磁式振動発電機(ブリヂストンのデータ)
「CAIS」の構成要素である無線センサ・モジュール(奥)と電磁式振動発電機(ブリヂストンのデータ)
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 NEXCO東日本グループのネクスコ・エンジニアリング北海道は、北海道の高速道路における凍結防止剤の散布や除雪作業を効率化する雪氷管理システムを開発した。道路巡回車のタイヤに取り付けた加速度センサで路面状態を判別、このデータをGPS(global positioning system)による位置情報とともに管制センターに送る。この情報を基に凍結防止剤の散布車や除雪車が、作業を行う。

 このシステムは、ブリヂストンが開発した路面のリアルタイム判別技術「CAIS(カイズ、Contact Area Information Sensing)」を利用する(関連記事)。巡回車のタイヤのトレッド面に、加速度センサと読み出し回路、無線通信回路、さらに電磁式の振動発電機を取り付けている。加速度センサの信号を車体の受信機に送って、受信機が加速度の変動パターンなどから路面状態を7種類から区別する。7種類は、乾燥、半湿、湿潤、シャーベット、積雪、圧雪、凍結である。

 ネクスコ・エンジニアリング北海道は、このCAISの路面判定結果と巡回車の位置をセットで管制センターに送るシステムを開発した。凍結防止剤散布車や除雪車は、作業に専念できるため、運転手が路面を確認しながら作業を進めるよりも効率的になる。既に2013年初めの冬季から部分的に導入しており、今後、北海道全域に広げる。東北や北陸など他の積雪地域でも導入の可能性がある。