PR
最大2.65W出力が可能なスマートフォン向けD級オーディオ・アンプIC
最大2.65W出力が可能なスマートフォン向けD級オーディオ・アンプIC
[画像のクリックで拡大表示]

 オランダNXP Semiconductors社は、4Ω負荷のスピーカを接続したときの最大出力が2.65W(標準値)と大きいD級オーディオ・アンプIC「TFA9895」を発売した(ニュースリリース)。スマートフォンやタブレット端末、携帯型ゲーム機などの携帯型電子機器に向ける。一般に、携帯型電子機器に搭載するスピーカは小型なものが多く、高いオーディオ性能は期待できない。今回発売したICは、音圧を高めるブースト回路や、音圧を高めたことによるスピーカの損傷を防ぐ保護回路(マルチバンド・ダイナミック・レンジ・コンプレッション回路)を搭載することで、小型スピーカでも高いオーディオ特性が得られるという。

 D級アンプのほか、DSPコア「CoolFlux」やDC-DCコンバータ、電流検出回路、A-D変換器などを1チップに集積した。モノラル出力品である。音声信号入力は3つのI2Sインタフェース、出力は1つのI2Sインタフェースに対応する。サンプリング周波数は8k~48kHzに対応する。全高調波歪み+雑音(THD+N)は0.03%(標準値)。出力雑音電圧は45μV(標準値)。SN比は97dB(標準値)。電源電圧変動除去比(PSRR)は90dB(標準値)である。電力効率は80%(標準値)が得られる。ICの制御用に400kHz動作のI2Cインタフェースを搭載した。

 エコー・キャンセル機能(AEC:acoustic echo canceller)やボリューム制御機能などを搭載した。保護機能としては、過熱保護機能、過電圧保護機能、低電圧保護機能、過電流保護機能、不正データ保護機能などを用意した。電源電圧範囲は+2.5~5.5V。パッケージは、外形寸法が3.19mm×2.07mm×0.6mmと小さい29端子WLCSP。動作温度範囲は-40~+85℃。価格は明らかにしていない。