PR
図●外観写真
図●外観写真
[画像のクリックで拡大表示]

 日本電波工業は、寸法が7.0×5.0×1.6mmと小型で、納品後に15M~915MHzの範囲でユーザーが任意の周波数1波を設定し、出力することを可能にした電圧制御水晶発振器(VCXO)の新製品「NV7050SH」を開発した。優れた通信品質のためにVCXOに要求される低位相雑音と低ジッタを実現している。サンプル出荷は2013年11月に開始し、量産開始は2014年1月を予定する。

 基幹ネットワーク、メトロネットワーク、CATVなどでの光ファイバによる光通信は、より高速でより大容量、かつ数百kmの長距離伝送が可能になっている。その光伝送装置ではさまざまな伝送レートが使われるが、従来は伝送レートごとに異なる周波数に対応したVCXOが必要だった。その結果、伝送レートの数に応じて装置基板の種類が増えユーザーの部品管理が煩雑になること、伝送レート変更の場合はVCXOの手配後納品までに日数がかかること、伝送レート変更の際に交換作業の工数がかかる、といった課題があった。

 同社はこうした課題を解決するため、これまで培ってきた水晶発振技術をベースにして、独自開発のデジタルPLL ICを使うことにより、ユーザー側で任意の周波数に設定・変更が可能なVCXOを実現したものである。これにより、光通信における通信品質の維持・向上とともに、光伝送装置基板の共通化、ユーザーの管理面での負担の軽減とムダの削減、伝送レート変更に際しての迅速な対応などに寄与する。