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機能ブロック図 Synopsysのデータ。
機能ブロック図 Synopsysのデータ。
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 米Synopsys社は、不揮発性メモリIPの新製品「DesignWare AEON Multiple-Time Programmable Ultra Low-Power Non-Volatile Memory IP」を発売した(日本語ニュース・リリース)。低消費電力と小面積の要求が厳しいワイヤレス機器やRFID/NFCタグ用ICに向けた製品である。

 0.9Vでの読み出し動作が可能で、シングル・ビット読み出し機能を備え、消去/プログラミング時の最大電流が10μA以下のため、消費電力を既存手法に比べて最大で90%削減できるという。また、チップ面積を既存手法に比べて最大で50%削減可能だとする。モバイル機器の電池駆動時間を延ばしたり、より小さいサイズのアンテナですむためRFID/NFCタグの感度の向上や大きさの縮小も実現できるという。

 新製品が備える高速書き換えモードによって、従来と比べて出荷前の書き込み時間を最大70%削減できるため、工場でのプログラミング・テストにかかるコストが削減可能だとする。また10万回の書き換えが可能な耐久性を持つため、RFIDやNFCの設計者は、より多くの再プログラムが可能で書き換え寿命が長い製品を自信を持って開発できるという。さらに、書き込み消去等向けの電圧を生成する機能が搭載されており、システム統合をシンプルにでき、省面積によるコスト削減を実現可能だとする。

 128ビットから1Kビットの構成が取れる。データ保持期間は10年間である。書き込み電圧は最小1.4V。読み出し電圧は最小0.9V。今回の製品は、180nmプロセス向けに提供中である。