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OrCamの装置とSTMicroの製品 ICは本体の処理装置に入る。 両社のデータ。
OrCamの装置とSTMicroの製品 ICは本体の処理装置に入る。 両社のデータ。
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同装置が眼鏡の向かって左のつるについている OrCamのビデオからキャプチャ。
同装置が眼鏡の向かって左のつるについている OrCamのビデオからキャプチャ。
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知りたい場所を指す OrCamのビデオからキャプチャ。
知りたい場所を指す OrCamのビデオからキャプチャ。
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 伊仏合弁STMicroelectronics社は、イスラエルのベンチャー企業であるOrCam社(ホームページ)の製品に、STMicroのカメラ・モジュール「VX6953」と画像処理プロセサIC「STV0987」が採用されたと2013年11月28日(現地時間)に発表した(ニュース・リリース)。採用された製品は眼鏡にアドオンする小型のカメラ部と本体処理部などからなり、文字を読むのが不自由な弱視者を支援するものである。

 同装置を付けた眼鏡をかけている人が、読みたいもの(商品のラベルや説明書き、新聞記事、街中の各種案内板など)を指で示すと、当該部分の文章(複数の文章も可能)を装置が認識する。認識された文章は、眼鏡をかけている人にイヤホンで伝えられる。

 おおよその場所を指せば、意味のある範囲を最初から最後まで読み上げる点がポイント。例えば、商品の注意書きの辺りを指せば、注意書き全体を読み上げる。特定の単語や文章だけを読むわけではない。また、信号機の色を認識して、イヤホン経由で伝えることも可能である。

 STMicroの上記製品とOrCamの独自画像処理アルゴリズムで開発した。対象の文字や文章だけでなく、周辺の状況も含めて画像認識しており、周辺環境(例えば照明)が異なっていても、文字や文章の認識には影響がないという。意味のある範囲全体を読み上げるもの、周辺を含めた認識のおかげである。なお、このアドオン装置は学習することが可能で、ライブラリにある画像と照合することで、認識のスピードを向上させることができるとする。