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図1●ARMと<i>The Economist</i>誌が共同で行ったIoT調査結果のポイントを説明するAntonio J. Viana氏 Tech-On!が撮影。スクリーンはARMのスライド。
図1●ARMと<i>The Economist</i>誌が共同で行ったIoT調査結果のポイントを説明するAntonio J. Viana氏 Tech-On!が撮影。スクリーンはARMのスライド。
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図2●IoTの各部分に適したプロセサを提供 左端はIan Ferguson氏。Tech-On!が撮影。スクリーンはARMのスライド。
図2●IoTの各部分に適したプロセサを提供 左端はIan Ferguson氏。Tech-On!が撮影。スクリーンはARMのスライド。
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図3●センサー・ノードが重要な役割 左端はIan Ferguson氏。Tech-On!が撮影。スクリーンはARMのスライド。
図3●センサー・ノードが重要な役割 左端はIan Ferguson氏。Tech-On!が撮影。スクリーンはARMのスライド。
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図4●「ARM Technology Symposium 2013 Japan」のポイントを紹介する内海弦氏 Tech-On!が撮影。スクリーンはアームのスライド。
図4●「ARM Technology Symposium 2013 Japan」のポイントを紹介する内海弦氏 Tech-On!が撮影。スクリーンはアームのスライド。
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 東京でのプライベート・イベントを明日に控えた2013年12月5日に英ARM社は、都内で報道機関向け説明会を開催した。英ARM社から2名とアームの内海弦氏(代表取締役社長)が登壇した。

 ARMの2名はAntonio J. Viana氏(executive vice president, commercial and global development)とIan Ferguson(vice president, segment marketing)である。最初に登壇したViana氏は、Internet of Things(IoT)が今後もたらすインパクトについて語った(図1)。同氏によれば、すべてのものがつながるIoTは、ビジネスはもちろん、生活を変えるインパクトがあるとした。一方で課題も複数あり、その一つがIoTで実現される系全体のエネルギー消費量である。ARMのプロセサ・コアは低消費電力を特徴としており、エネルギー消費面での貢献が大きいとした。

 プロセサ・コアを中心に具体的な製品について語ったのがFerguson氏である。「ビッグ・データはリトル・データから始まる」とし、ARMがIoTシステム全体のプロセサを提供できることを説明した(図2)。具体的には、サーバーには「Cortex-A」を、ゲートウエイには「Cortex-A」と「Corretx-R」、センサー・ノードには「Cortex-M」を用意している、と述べた。

 そして、リトル・データであるセンサーからの情報をまとめるセンサー・ノードが重要な役割を果たすとした(図3)。センサー・ノードはセンサーからの信号を集約してアプリケーション・プロセサに渡す。アプリケーション・プロセサからセンサー処理部分を切り離すことで、センサー・ノード全体の消費電力の削減が図れるとした。

 センサー・ノードのプロセサとしてはCortex-Mが活躍するが、A-D変換器やアンプなどのアナログ部分に関してはARMから提供するつもりはないとのことだった。「アナログは、パートナである半導体メーカーの方がいい仕事をする」(Ferguson氏)。

 一方で、Cortex-M0/M0+より安価なプロセサ・コアの提供に関しては意欲を示した。現在、Cortex-M0/M0+をベースとしたMCUの大量購入時の単価は1米ドルを切る。報道機関からの「チップ単価が10セントや1セントになったらどうするか」という質問に対しては「パートナーがの望むものは積極的に提供していきたい」(Ferguson氏)と答えた。

 さらに、アプリケーション・プロセサとセンサー・ノード間の通信に関する質問があった。その標準化にARMは意欲があるかどうかという質問である。「標準が必要かどうかを業界の代表的な企業と話し始めた段階」(Ferguson氏)との答えだった。

 内海氏は日本でのアームの役割や明日のプライベート・イベントのポイントを語った(図4)。例えば、GPUコアの「Mali」に関しては、グラフィックス処理だけでなく、コンピューティングで役立つことを積極的に見せるとした。同氏によれば、Maliは最初からGPUコンピューティングにも使えるように設計されているとのことだった。また、開発ツールの「DS-5」にはGPUコンピューティングでMaliを使うための機能がすでに用意されているという。