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トレンチゲート・フィールド・ストップ型のIGBT「Vシリーズ」 STMicroのデータ。
トレンチゲート・フィールド・ストップ型のIGBT「Vシリーズ」 STMicroのデータ。
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 伊仏合弁STMicroelectronics社は、600V耐圧のIGBT「Vシリーズ」を発表した(日本語ニュース・リリース)。同社独自のトレンチゲート・フィールド・ストップ構造を採るIGBTである。

 太陽電池向けインバータや、スイッチング電源、無停電電源、溶接機、電磁加熱調理機などに向ける。従来品にあったターンオフ時の電流テールを除去することで、スイッチング損失の低減と最大動作周波数の向上を図った。また、非常に薄いダイにしたことで、スイッチング性能が確保されると共に、放熱性が向上したという。

 飽和電圧は1.8V(最低値)。動作接合部温度は175℃である。また、ターンオフ・スイッチング損失(Eoff)は業界で最も小さいとする。コレクタ・エミッタ間の飽和電圧(VCE(sat))のディレーティングが正のため、安全に並列接続できるとする。高速なリカバリ・ダイオードを同一パッケージに収めた品種を用意している。

 定格電流やパッケージ、リカバリ・ダイオードの有無や種類が異なる多数の品種をそろえている。現在、定格電流が20~80Aの品種を量産中で、TO-3P、TO-3PF、TO-220、TO-220FP、TO-247、D2PAKといったパッケージで提供する。TO-247パッケージ封止で定格電流40A、600V耐圧の「STGW40V60DF」を1000個購入したときの単価は、2.80米ドルである。