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新製品の機能ブロック図 Silicon Laboratoriesのデータ。
新製品の機能ブロック図 Silicon Laboratoriesのデータ。
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 米Silicon Laboratories社は、Wireless Microcontrollersと呼ぶ無線トランシーバを混載したマイコン「Si10xx」の新製品として「Si106x/Si108xファミリ」を発表した(ニュース・リリース)。IoT(Internet of Things)市場に向けた製品である。

 最大25MHz動作の8051互換MCUと、同社のRFトランシーバ「EZ-Radio」または「EZ-RadioPRO」を1チップ化した。EZ-Radioの対応周波数は283M~960MHzで、EZ-RadioPROは142M~1050MHz。EZ-RadioPROの感度は-126dBmと高く、出力は+20dBmと大きいため、長距離通信が可能だとする。これらのRFトランシーバはFCC、ETSI及びARIBの規格に適合するように設計されているという。100ビット/秒~1Mビット/秒のデータ・レートをサポートできる。

 MCUのメモリ容量が大きい製品がSi106xで、フラッシュ・メモリは64Kまたは32Kバイト。SRAMは4Kバイト。一方Si108xのフラッシュ・メモリは16Kまたは8Kバイト。SRAMは768バイトである。このほかに10ビットのA-D変換器や、コンパレータ(2個)、16ビット・タイマー(4個)、UART/SPI/I2Cインタフェースなどを搭載する。内部の接続は優先順位付きクロスバ・スイッチで行うため、柔軟性の高い制御が可能だという。

 品種によってはDC-DCコンバータを内蔵しており、1セル電池(0.9V)から駆動できる。DC-DCコンバータ内蔵品種の電源電圧は0.9~3.6V、内蔵しない製品では1.8~3.6V。無線動作時でも消費電力は極めて低いという。例えば、+10dBm伝送時で18mA、低電力受信モード時では10.7mAである。無線シャットダウン時は30nA、スタンバイ時は50nA、スリープ・モード時は600nA。

 5mm×6mmの36ピンQFNパッケージに封止する。Si106x/Si108xファミリは既にサンプル出荷及び量産を開始している。米国における1万個発注時のチップ単価は2.25米ドルである。開発キット「Wireless MCU development Kit」は299米ドル(米国価格)で提供される。