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ジャパンディスプレイが量産を開始した、反射型のメモリー内蔵液晶モジュール
ジャパンディスプレイが量産を開始した、反射型のメモリー内蔵液晶モジュール
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 ジャパンディスプレイは、超低消費電力を実現する反射型のメモリー内蔵液晶モジュールの量産出荷を開始したと発表した(ニュースリリース)。従来に比べて消費電力を飛躍的に削減でき、ウエアラブル機器の長時間利用を可能にするという。ウエアラブル機器の他には、電子書籍端末などの用途を、同社は想定している。

 反射型ディスプレーは、外光を反射させて表示するため、「液晶モジュールの約80%の電力を消費するバックライトが不要になる」(同社)。メモリー内蔵技術は、画素に組み込んだメモリーで画像情報を保持するもの。静止画の場合、画像データを一度書き込めば、後はそのデータを保持し続けることによって超低消費電力での画像表示が可能になる。

 同社はさらに、この液晶モジュールに新開発の散乱層を採用し、光学設計を最適化した。この結果、明るくて視認性の高い、紙のような表示を可能にしたとしている。

 今回量産を開始する反射型のメモリー内蔵液晶モジュールの画面サイズと画面形状は、0.99型の丸形と1.39型の角形の2種類。いずれも低温多結晶Si(LTPS)TFTで駆動し、液晶モードには複屈折(ECB:electrically controlled birefringence)モードを採用している。0.99型の丸形の画素数は、直径が180画素。1.39型の角形の画素数は205×148画素。精細度はいずれも182ppi。両者とも主な表示性能や消費電力の仕様は同一で、以下の通り。反射率は32%、コントラスト比は20対1(いずれも代表値)。表示色数は64色。消費電力は、静止画表示の場合で0.13mW、駆動周波数1Hzの動画表示の場合で0.16mW。