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 米Rambus社は、デジタル・カメラ部の大幅な低コスト化と小型化に適した新構造のイメージ・センサーを開発中である。コストや寸法の大半を占めている光学レンズをなくす。

 原理的には、CMOSセンサーと信号処理LSIでカメラに必要な主要機能を実現できる。CMOSセンサーには光学特性を持たせる加工を施すことでレンズ機能の一部を代替させる。加工済みのCMOSセンサー部は0.8mm角にできるといい、これとA-D変換器および信号処理部を追加すれば、“デジタル・カメラ”となる。詳細は、同社で開発しているDistinguished Research Scientist, Research DirectorのDavid G. Stork 氏が、2014年2月20~21日に東京で開催の「Trillion Sensors Summit Japan 2014」(関連情報)で解説する。

 低コストかつ小型にできるため、あらゆる場所にばら撒くような使い方ができる。使い捨てにすることも可能だ。

 レンズを使う場合と比べて、CMOSセンサーから取り込んだデータを信号処理するための回路を追加する必要がある。特に動画をリアルタイム処理するには、高い処理能力が要る。しかし、光学部品を省ける利点の方が大きい用途があると同社では考えている。背景には、信号処理能力のコストパフォーマンスの向上ペースが年率150%と、光学部品の年率5%(数値はいずれも同社の見積もり)よりも高いことがある。光学系製品の開発時に、新たな設計パラメータを加える必要が出てきたとも言える。