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図1 CPUコアを最大4個、GPUコアを最大8個搭載する(図:AMD社)
図1 CPUコアを最大4個、GPUコアを最大8個搭載する(図:AMD社)
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図2 Kaveri世代のマイクロプロセッサー製品として3品種を発表した(図:AMD社)
図2 Kaveri世代のマイクロプロセッサー製品として3品種を発表した(図:AMD社)
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図3 「hUMA」と「hQ」に対応し、HSA向け機能を備える最初のマイクロプロセッサーになった(図:AMD社)
図3 「hUMA」と「hQ」に対応し、HSA向け機能を備える最初のマイクロプロセッサーになった(図:AMD社)
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図4 「A10-7850K」のベンチマーク結果を、AMD社の前世代(開発コード名:Richland)の1品種「A10-6800K」と、Intel社の現世代(開発コード名:Haswell)の中位品「Core i5-4670K」と比較した(図:AMD社)
図4 「A10-7850K」のベンチマーク結果を、AMD社の前世代(開発コード名:Richland)の1品種「A10-6800K」と、Intel社の現世代(開発コード名:Haswell)の中位品「Core i5-4670K」と比較した(図:AMD社)
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 米Advanced Micro Devices(AMD)社が、「Kaveri」(開発コード名)世代のパソコン向けマイクロプロセッサーを発売した(ニュース・リリース)。Kaveriは、CPUとGPUを搭載する統合型マイクロプロセッサーで、CPUには新設計の「Steamroller」コアを最大4個、GPUには「GCN(graphics core next)」コアを最大8個搭載する。「HSA(heterogeneous system architecture)」の機能を初めて備えた他、AMD社の新しいグラフィックスAPI「Mantle」に対応する。

 米GLOBALFOUNDRIES社の28nm SHP技術で製造する。ダイ面積は245mm2で、トランジスター数は約24.1億個。理論上の最大演算性能は856GFLOPである。

 AMD社がKaveri世代のマイクロプロセッサーとして今回発表したのは3品種。TDP(熱設計電力)が95Wの「A10-7850K」「A10-7700K」と、同65Wの「A8-7600」である。いずれもCPUのコア数は4個で2次キャッシュの容量は4Mバイトと同じだが、CPUの動作周波数やGPUのコア数が異なる。A10-7850KはCPUの動作周波数が3.7GHzでGPUは8コア、A10-7700はCPUが3.4GHz動作でGPUは6コア、A8-7600はCPUが3.3GHz動作でGPUは6コアである。AMD社による市場推定価格は、A10-7850Kが173米ドル、A10-7700Kが152米ドル、A8-7600が120米ドルである。まずA10の2品種を発売し、追ってA8-7600を発売する。

 AMD社は2012年に、英ARM社などとヘテロジニアス・コンピューティングの推進団体「HSA Foundation」を立ち上げた。今回のKaveriではHSAの機能として、CPUとGPUが単一のメモリー空間に同じ権限でアクセスする「hUMA(heterogeneous unified memory architecture)」と、CPUとGPUが同じ権限で互いにタスクの生成と割り当てを行う「hQ(heterogeneous queing)」に対応した。これにより、ヘテロジニアス・コンピューティングで不可欠だったCPUとGPUの間でのデータのコピーが不要になる。

 この他、Kaveriは(1)PCI Express Gen 3に対応する、(2)60フレーム/秒の4K映像をDisplay Port 1.2で出力できる、(3)プログラマブルな音声処理回路「TrueAudio」を備える、などの特徴を持つ。