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デッドタイムの最適設定で変換効率を高めるMOSFETドライバIC
デッドタイムの最適設定で変換効率を高めるMOSFETドライバIC
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 米Micrel社は、ハイサイド・スイッチとローサイド・スイッチのオン状態の移行を最短で実行する「適応型デッドタイム(Adaptive Dead Time)回路」を搭載したハーフブリッジMOSFETドライバIC「MIC4605」を発売した(ニュースリリース)。モーター搭載機器や無停電電源装置(UPS)、インバータ(DC-ACコンバータ)などに向ける。従来品から今回の製品に切り替えることで、デッドタイムを短くできるため、変換効率を高められるとする。ただし、デッドタイムが短くなると、ハイサイド・スイッチとローサイド・スイッチが同時にオンとなり、貫通電流が流れる(クロス・コンダクション)危険性が高まる。そこで今回は、2つのスイッチの同時オンを防止する「Anti Shoot Through回路」を搭載した。

 耐圧(ハイサイドの最大定格)は+85Vである。電源電圧範囲は+5.5~16V。最小+5.5Vで動作するため、電池駆動機器への適用が可能という。ターンオン時とターンオフ時の伝搬遅延時間はいずれも35ns(標準値)。MOSFETの駆動信号の立ち上がり/立ち下がり時間は20μs(負荷容量が1000pFのときの標準値)。ブートストラップ・ダイオードを集積した。ICのオン/オフ制御用にイネーブル入力端子を用意した。ハイサイド・スイッチとローサイド・スイッチの低電圧保護機能は別々に備える。

 待機時の消費電流は135μA。ハイサイド・スイッチとローサイド・スイッチを別々に制御できるデュアルTTL入力品「MIC4605-1」と、ハイサイド・スイッチとローサイド・スイッチを一緒に制御できるシングルPWM入力品「MIC4605-2」を用意した。パッケージは2製品とも、8端子SOPと10端子TDFNを用意した。動作接合部温度範囲は-40~+125℃。1000個購入時の米国での参考単価はいずれも0.55米ドルからである。