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 工業用薬剤メーカーの第一工業製薬は、三重県四日市第3コンビナート(三重県四日市市)内に新工場を建設する(発表資料:PDF)。新工場は「未来作りの城」と位置づけ、製品の開発や製造技術の確立などの機能を持たせる。

 同社はこれまで、本社がある京都府京都市の研究所で研究開発を行っており、工場に研究開発機能を持たせるのは今回が初めて。石油化学工業が集積し、自動車、電子・電気、医薬などの産業や大学を擁する三重に戦略拠点を設け、企業価値を高めるとしている。

 新工場の生産品目は機能性樹脂材料や電子材料など。2015年9月から順次、生産を開始する。敷地面積は約10万m2。建物と設備への総投資額は約120億円。従業員は100人とする計画だ。

 同社は四日市市千歳町の既存工場で界面活性剤などを生産している。新工場が完成すれば、既存工場から燃料電池用部材や電子基板用絶縁材料の生産を移管し、新しい設備で効率よく増産していく計画。また、東京五輪の開催に向けたインフラ工事の増加などを見込んで、トンネル工事用固結剤の生産能力を強化する。

 開発面では、新規事業として経済産業省から支援を受けるセルロース・ナノ・ファイバーの応用技術や用途開発を加速させる。さらに今後需要が増加する次世代電池の新素材開発を進める計画という。