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 低消費電力のトランジスタ技術などを開発する米SuVolta社は2014年1月14日(米国時間)、1060万米ドル(100円/米ドル換算で10億6000万円)の資金を調達したと発表した(リリース)。SuVolta社はこの資金を利用して、DRAMやIoT(internet of things)、モバイル・コンピューティングなどに向けた低消費電力IC技術の開発を加速する。

 今回の資金調達では富士通セミコンダクターが既存の出資ベンチャーキャピタル(Kleiner Perkins Caufield & Byers(KPCB)、August Capital、New Enterprise Associates(NEA)、Northgate Capital、DAG Ventures社)と共に参加した。

 SuVolta社の取締役でありNEAのジェネラル・パートナーであるForest Baskett氏はリリース文の中で次のように述べている。「消費電力を削減しコストを抑えることは、半導体産業の最大の課題になっている。我々は、最もコスト効率に優れるプレーナ型バルクCMOSのプロセス技術を改善することで、この問題を解決する。このプロセス技術はIoT市場のカギとなるだろう」。

 富士通セミコンダクター 取締役執行役員 副社長の八木晴良氏はリリース文の中で次のようにコメントしている。「富士通セミコンダクターは、民生とモバイル市場向けの低消費電力製品の開発にコミットしてきた。SuVolta社への我々の投資は、両社の優れた業務関係を反映しており、複数のプロセス世代においてSuVolta社の低消費電力トランジスタ技術「DDC(Deeply Depleted Channel)」が有効であることを示している」。

 SuVolta社の社長兼CEOであるBruce McWilliams氏はリリース文の中で次のように述べている。「今回の資金調達は、我々の技術がいかに素晴らしいものかをよく表している。この技術は、DRAMやIoT、モバイル・コンピューティングなどの大きな市場に有効だ。DDC技術は今や量産レベルに達しており、主要なファウンドリーや競争力をつけたい半導体メーカーからの関心が高まってきている」。