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最大サンプリング速度が2.5Gビット/秒と高い16ビットD-A変換器を4個集積したIC
最大サンプリング速度が2.5Gビット/秒と高い16ビットD-A変換器を4個集積したIC
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 米Texas Instruments(TI)社は、最大サンプリング速度が2.5Gビット/秒と高い16ビットD-A変換器を4個(クワッド・チャネル)集積したIC「DAC38J84」を発売した(ニュースリリース)。同社によると、「現在市場で入手できるクワッド・チャネル品の中で最も高速な製品に比べて、最大サンプリング速度を約66%向上させた」という。無線通信基地局や、ミリ波を使ったバックホール・インフラ装置、レーダー、テスト/計測器などに向ける。

 4個の16ビットD-A変換器コアのほか、デジタル・インタポレーション・フィルタや、48ビットの数値制御型発振器(NCO:numerically controlled oscillator)、複素ミキサ、PLL、デジタル方式の直交変調補正回路などを集積した。デジタル入力は、JEDECで標準化された「JESD204B」規格に準拠する。JESD204B準拠のデジタル入力レーンは最大8個用意しており、1レーン入力、2レーン入力、4レーン入力、8レーン入力のいずれかに設定できる。レーン当たりの最大データ伝送速度は12.5Gビット秒である。

 入力の周波数帯域は、チャネル当たり1.23Gサンプル/秒。微分非直線性誤差(DNL)は±2LSB(標準値)。積分非直線性誤差(INL)は±4LSB。スプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ(SFDR)は80dBc(出力が20MHz時の標準値)。第3次相互変調歪み(IMD3)は87dBc(出力が70M±0.5MHz時の標準値)。雑音スペクトラム密度(NSD)は-161dBc/Hz(出力が70MHz時の標準値)。隣接チャネル漏洩電力比(ACLR)は82dBc(出力が70MHz時の標準値)。チャネル間のアイソレーション特性は90dBc(標準値)である。2.5Gサンプル/秒動作時の消費電力は1.8W。パッケージは、実装面積が10mm×10mmの144端子フリップチップBGA。動作温度範囲は-40~+85℃。1000個購入時の米国での参考単価は120米ドルである。

 このほか、最大サンプリング速度やチャネル数が異なる製品も用意している。最大サンプリング速度が1.6Gビット/秒のクワッド・チャネル品「DAC37J84」と、最大サンプリング速度が2.5Gビット/秒のデュアル・チャネル品「DAC38J82」、最大サンプリング速度が1.6Gビット/秒のデュアル・チャネル品「DAC37J82」である。いずれもパッケージは、144端子フリップチップBGA。1000個購入時の米国での参考単価は、DAC37J84が79米ドル、DAC38J82が70米ドル、DAC37J82が39.95米ドルである。