PR
1μ厚センサーの使用イメージ(東京大学の染谷隆夫氏のデータ)
1μ厚センサーの使用イメージ(東京大学の染谷隆夫氏のデータ)
[画像のクリックで拡大表示]

 2014年1月31日まで開催の「IEEE MEMS 2014」では、4件あった招待講演の一つに「BIONIC SKINS USING FLEXIBLE ORGANIC DEVICES」と題するプレゼンテーションがあった。東京大学教授の染谷隆夫氏による基調講演で、同氏が開発を続けている有機材料ベースの大面積シート技術と、その可能性に関するものだった。

 講演で同氏は、大面積デバイスの重要性について述べた上で、今回1μm厚という従来よりも薄い開発品を紹介した。ヒトの体表に貼って筋電図を測定するといった応用を想定している。PENフィルム上にマトリックス状に形成した電極シート、体表から拾った信号を増幅するアンプシートについて説明した。

 同氏は、このような筋電図を継続的に測定することが、そのユーザーの状況を正確に知ることにつながると考えている。既存のSiによる小型センサーを使って体表を“点”で測定しても、測定場所によって、測定時間によって、ばらつく恐れがある。正確な情報が得られない。

 “面”での測定なら、ばらつきを抑えられる。継続的な測定値の精度を高めて、アプリケーション側にとって価値あるデータにできる(関連記事)。