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「SAS-3」に対応したリピータIC
「SAS-3」に対応したリピータIC
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 米Texas Instruments(TI)社は、「SAS-3(Serial Attached SCSI-3)」仕様に対応したリピータIC「DS125BR800A」を発売した(ニュースリリース)。高速インタフェースの途中に挿入し、伝送距離を延ばす用途に向ける。1チャネルに、増幅量が最大+30dBの連続時間リニア・イコライザ(CTLE:continuous time linear equalizer)機能と減衰量が最大-12dBのデエンファシス機能を用意した。1チャネル当たりの最大データ伝送速度は12.5Gビット/秒。これを8チャネル分搭載した。伝送可能な距離は、伝送路がFR-4基板の場合に最長76.2cm(30インチ)、Cuケーブルの場合に最長8mである。同社によると、「伝送可能な距離は、競合他社品の約2倍」という。

 対応するインタフェースはSAS-3のほか、PCI ExpressのGen1、Gen2、Gen3やシリアルATA(SATA)の1.5Gビット/秒仕様、3Gビット/秒仕様、6Gビット/秒仕様などである。データ・センターなどで使われるエンタープライズ・サーバーやストレージ装置、ルーターなどに向ける。

 差動入力と差動出力の信号形式はいずれもAC結合CML(current mode logic)。差動出力の振幅は0.8~1.2Vpp。増幅量や減衰量などの設定は、端子設定、外付けEEPROMからのデータのロード、SMBus(I2C)インタフェースを介したデータ書き込みのいずれにも対応する。人体帯電モデル(HBM)で3kVの静電気放電(ESD)耐圧を確保した。電源電圧は+2.5V単一、もしくは+3.3V単一。チャネル当たりの消費電力は65mW(標準値)と低い。「競合他社品に比べて、消費電力を35%削減した」(同社)。パッケージは、実装面積が10mm×5.5mmの54端子LLP。動作温度範囲は-40~+85℃。1000個購入時の米国での参考単価は7.45米ドルである。評価モジュール「DS125BR800AEVM」も用意した。米国での参考単価は499米ドルである。