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 生産中止品など、入手困難な半導体製品の生産/販売を手掛ける米Rochester Electronics社は2014年2月5日(米国時間)、ルネサス エレクトロニクスと、ルネサスの生産終了にともなう保守供給終了半導体製品(保守供給終了製品)の販売に関し包括契約を締結した、と発表した。ルネサスがRochester社に販売を委託する保守供給終了製品は約1000品種、7000万個程度になる。

 今回の契約により、ルネサスの生産終了にともない保守供給を終了したパワー半導体、アナログおよびマイコンなどの半導体製品の在庫がRochester社に移管される。最初に移管される製品は2014年2月にRochester社の流通センター(米国)に到着する予定である。両社は今後も、保守供給を終了するルネサス製品を世界の顧客に継続的に供給できるよう連携する。

 ただし、今回の契約では「在庫がなくなった後、Rochester社では追加生産しない方針であり、在庫がなくなり次第、販売を終了する」(ルネサス)という。

 Rochester Electronics社は、60社以上の主要半導体サプライヤーから承認されている。半導体製品の継続生産を保証するために、製造中止製品の在庫、ウエハー、ダイおよび技術情報をサプライヤーから入手する。同社は30万種類以上の製品を製造しており、それらは市販品から宇宙仕様、サプライヤーから承認された複製製品まで多岐にわたる。また、数十億個のダイおよび製品を在庫として持っており、いつでも出荷できる体制を整えているという。

 今回の契約締結に関し、ルネサスの執行役員常務兼CSMO(Chief Sales Marketing Officer)である高橋恒雄氏はリリースの中で次のようにコメントしている。「顧客の中には長期にわたる製品供給を望まれる場合がある。ルネサスはそのご要望に沿えるよう尽力しているが、今回の契約締結により、保守供給を終了する製品についても継続供給可能な体制を構築できるようになる」。

 一方、Rochester Electronics社 社長のクリス・ゲリッシュ氏はリリースの中で次のようにコメントしている。「最高の製品サポート、サービスおよび様々なプログラムをルネサスとルネサスの顧客に提供することを我々は誇りに思う。我々は継続生産および製品保守サポートを必要としている産業、顧客に対し、あらゆる努力をし、重要な製品を在庫として保持するよう努める」。