PR
32ステップの音量制御機能を搭載したD級オーディオアンプIC
32ステップの音量制御機能を搭載したD級オーディオアンプIC
[画像のクリックで拡大表示]

 米Diodes社は、32ステップのアップ/ダウン音量制御機能を搭載したD級オーディオアンプIC「PAM8407」を発売した(ニュースリリース)。2チャネル出力、すなわちステレオ出力に対応する。チャネル当たりの出力電力は、4Ω負荷を接続し、全高調波歪み(THD)が10%のときに最大3W(電源電圧は+5V)である。全高調波歪みが1%のときは最大2.4Wになる。特徴は、前述の音量制御などの周辺機能を取り込んだことに加えて、フィルターレス構成を採用することで、部品点数(BOM)を削減した点にある。パソコン用スピーカーや、ワイヤレススピーカー、アクティブスピーカー、家庭用オーディオシステムなどに向ける。

 電源電圧範囲は+2.5~6.0Vである。4セルのアルカリ乾電池での駆動も可能だ。出力段のMOSFETは集積した。ハイサイドのp型MOSFETのオン抵抗は0.3Ω(標準値)、ローサイドのn型MOSFETは0.2Ω(標準値)である。入力はアナログ信号で、差動形式。全高調波歪みは0.08%(4Ω負荷、1.75W出力時)。電源電圧変動除去比(PSRR)は-95dB(標準値)。出力雑音(A加重)は60μV(標準値)。SN比は95dB(標準値)である。スイッチング周波数は250kHz(標準値)。変換効率は4Ω負荷を接続し、1.1Wの出力のときに87%(標準値)が得られる。

 フィルターレス構成を採用したため、放射電磁雑音(EMI)を低く抑えられるという。自動リカバリーが可能な短絡保護機能やサーマルシャットダウン機能、低電圧ロックアウト機能、過熱保護機能などを搭載した。パッケージは16端子SOP。動作温度範囲は-40~+85℃。価格は明らかにしていない。