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NORフラッシュとしては業界最速
NORフラッシュとしては業界最速
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主に車載機器への利用を見込む
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起動時間を大幅に短縮
起動時間を大幅に短縮
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読み出し性能の高さを活かし、画像を圧縮せずに表示するといった用途にも利用できる。
読み出し性能の高さを活かし、画像を圧縮せずに表示するといった用途にも利用できる。
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HyperFlashでは12ピンで333Mバイト/秒の読み出し性能を実現
HyperFlashでは12ピンで333Mバイト/秒の読み出し性能を実現
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HyperBusインタフェースの詳細
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 米Spansion社は2014年2月18日、東京都内で記者会見を開催し、端子数を抑制しながら読み出し性能を従来比3.5倍の333Mバイト/秒に高めたNORフラッシュメモリー「HyperFlash」、および同製品に採用した高速インタフェース技術「HyperBus」について発表した(リリース)。主に瞬時起動が求められる車載機器に向ける。

 NORフラッシュメモリーはランダムアクセス性能が高く、プログラムコードをDRAMに展開する前にNORフラッシュ上で直接実行できる。こうした機能はXIP(execute-in-place)と呼ばれ、電源オンと同時に瞬時に起動しなくてはならないシステムで必要になる。特に車載機器ではエンジンをかけると同時に瞬時に起動しUIを表示する必要があり、XIPが強く求められているという。

 ただし、これまではNORフラッシュの読み出し性能が低かったため、システムの起動に多少の時間がかかっていた。今回の新型インタフェースはNORフラッシュとして過去最高の読み出し性能を持ち、起動時間を従来に比べて大幅に短縮できる。例えば、車載機器や産業機器を起動しグラフィックス画面を表示させるまでの時間をシミュレーションした結果では、読み出し性能80Mバイト/秒の従来型インタフェース(Quad SPI)では2.8秒かかったのに対し、今回のHyperFlashでは0.7秒に短縮できた。

 NORフラッシュの読み出し性能としては、これまではページモードのパラレルインタフェースが96Mバイト/秒と最速だった。ただし、パラレルインタフェースは端子数が45ピンと多く、実装面積が大きくなってしまうという課題があった。一方、シリアルインタフェースのSPIは端子数を4~6ピンに減らせるものの、読み出し性能が10M~80Mバイト/秒と遅かった。

 今回のHyperBusインタフェースは12ピンという端子数で333Mバイト/秒の読み出し性能を実現した。SPIに比べると端子数は増えるが、大幅な高速化が可能であり、パラレルインタフェースに比べてパッケージの実装面積を半分以下に縮小できるという。また、ピン配置はSPI(Single Quad SPIおよびDual Quad SPI)と互換性がある。なお、HyperBusの書き込み性能は1.2Mバイト/秒と従来インタフェースとほぼ同じである。

 今回のインタフェース技術はSpansion社がSoCメーカーにランセンス提供する形態をとる。すでに米Freescale Semiconductor社をはじめとする主要SoCベンダー数社に採用されているという。最初に市場投入するHyperFlash製品は、65nm世代の512Mビット品であり、2014年第2四半期にサンプル(ES)出荷、2014年第3四半期に量産を開始する。まずは米国テキサス州オースチンのファブで製造する。