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最大サンプリング速度が4Gサンプル/秒と高い12ビットA-D変換器IC
最大サンプリング速度が4Gサンプル/秒と高い12ビットA-D変換器IC
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 米Texas Instruments(TI)社は、最大サンプリング速度が4Gサンプル/秒と高い12ビットA-D変換器IC「ADC12J4000」を発売した(ニュースリリース)。特徴は、消費電力が低く、外形寸法が小さいことだ。消費電力は1.9Wで、競合他社品に比べると約50%減を実現した。パッケージは、実装面積が10mm×10mmの68端子QFNで、「同様の製品の中では業界でも最も小さい」(同社)という。第3世代(3G)や第4世代(4G)の携帯電話方式に対応した受信機や、ソフトウエア無線対応機器、マイクロ波バックホール機器、テスト/計測器などに向ける。

 外付けのFPGAとの接続に向けて、JEDECで策定されたJESD204B仕様に準拠した出力インターフェースを搭載した。このインターフェースの最大データ伝送速度は8Gビット/秒で、レーン数は1~8に対応する。

 12ビットA-D変換器の基本性能は以下の通り。アーキテクチャには、フォールディング/インターポレーティング方式を採用した。入力の周波数帯域幅(-3dB)は3.3GHzである。従って、非常に高い周波数でのRFサンプリングが可能だ。ノイズフロアーは-149dBFS/Hz。第3次相互変調歪み(IMD3)は-64dBc。信号対雑音比(SN比)は55dB。雑音対電力比(NP比)は48.5dB。コンフィギュアラブルなDDC(digital down converter)を搭載した。デシメーションファクターは4~32の間で設定できる。DDCを迂回して出力するバイパス機能を用意した。

 電源電圧は+1.9Vと+1.2V。パワー・ダウン・モード時の消費電力は10mW。動作温度範囲は-40~+85℃。すでにサンプル出荷と量産を始めている。価格は明らかにしていない。

 このほか同社は、最大サンプリング速度が2.7Gサンプル/秒の12ビットA-D変換器IC「ADC12J2700」と、最大サンプリング速度が1.6Gサンプル/秒の12ビットA-D変換器IC「ADC12J1600」のサンプル出荷を2014年第1半期に開始する。いずれも、4Gサンプル/秒動作のADC12J4000との端子互換性を確保した。量産は2014年第3四半期に始める予定だ。