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入力同相範囲が±8Vと広いデュアルの16ビットA-D変換器IC
入力同相範囲が±8Vと広いデュアルの16ビットA-D変換器IC
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 米Linear Technology社は、最大サンプリング速度が5Mサンプル/秒と高い16ビットA-D変換器を2個集積したIC「LTC2323-16」を発売した(ニュースリリース)。特徴は、入力同相電圧範囲が±8Vppと広いことだ。入力の信号形式は差動である。同社によると、「広い同相電圧範囲のアナログ信号に対応できるため、信号調整が簡単になり、システム設計を簡素化できる」という。高速なデータ収集システムや通信機器、画像処理機器、光ネットワーク機器、マルチフェーズのモーター制御機器などに向ける。

 逐次比較(SAR:successive approximation register)型のA-D変換器である。16ビットのノー・ミッシング・コードを保証する。積分非直線性誤差(INL)は±4LSB(標準値)。微分非直線性誤差(DNL)は±0.4LSB(標準値)。SINADは79dB(標準値)。SN比は81dBFS(標準値)。全高調波歪み(THD)は-87dB(標準値)。スプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ(SFDR)は91dB(標準値)。-3dBの周波数帯域は10MHz(標準値)である。集積した基準電圧源の出力電圧は+2.048Vもしくは+4.096Vで、その温度ドリフトは20ppm/℃(最大値)と小さい。外部インターフェースとして、CMOSもしくはLVDSに対応したSPI準拠のシリアル・インターフェースを搭載した。

 電源電圧は、A-D変換器のコア部が+3.3Vもしくは+5V、入出力インターフェース部が+1.8Vもしくは+2.5V。消費電力は、チャネル当たり40mW(標準値)。スリープモード時は5μWである。パッケージは、実装面積が4mm×5mmの28端子QFN。動作温度範囲は、コマーシャルグレード品が0~+70℃、インダストリアルグレード品が-40~+85℃、車載グレード品が-40~+125℃。いずれの製品とも、1000個購入時の米国での参考単価は13.95米ドルからである。