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「ゲノム情報研究センター」設立の狙い
「ゲノム情報研究センター」設立の狙い
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 産業技術総合研究所(産総研)は2014年4月1日付で三つの研究センターを新設した(リリース)。「糖鎖創薬技術研究センター」(つくばセンター内)と「ゲノム情報研究センター」(臨海副都心センター内)、「グリーン磁性材料研究センター」(中部センター内)である。

 糖鎖創薬技術研究センターでは、糖たんぱく質や糖鎖に基盤を置く創薬技術を開発する。日本は伝統的に糖鎖生物学の研究者が多く、研究水準が世界的にも高い。世界に先駆けて、糖鎖を医療技術に応用することを試みるという。

 ゲノム情報研究センターでは、高度な診断や医療を目指したゲノム情報解析技術や、効率的な物質生産を目指したゲノム設計技術を開発する。開発項目は大きく三つ。医学研究や臨床の基盤技術となるゲノム異常の検出法と疾病因子の推定法、ゲノムデータのプライバシー保護技術、効率的な物質生産に向けたゲノム設計の基盤技術、である。

 グリーン磁性材料研究センターでは、重希土類元素を使わない永久磁石などを開発する。開発項目は大きく次の三つである。重希土類元素フリーのバルク永久磁石、磁気冷凍材料を使った新冷凍システム、資源問題や環境問題などを解決する新たな磁性材料。

 この他の組織改編として、つくばセンター内に「活断層・火山研究部門」を設ける他、四つの研究センター(燃料自動車技術研究センター、糖鎖医工学研究センター、生命情報工学研究センター、活断層・地震研究センター)を廃止する。