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QorIQ LS2085Aの機能ブロック図 Freescaleの図。
QorIQ LS2085Aの機能ブロック図 Freescaleの図。
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 米Freescale Semiconductor社は、米テキサス州Dallasで開催していたプライベートイベント「Freescale Technology Forum Americas」(以下、FTF)において、64ビットARMコアをベースにした通信用プロセッサーIC「QorIQ LS2」を2014年4月8日(現地時間)に発表した(ニュースリリース)。同社が2012年のFTFで発表した通信用プロセッサーICのアーキテクチャー「Layerscape」(日経テクノロジーオンライン関連記事1)を採る製品の第2弾である。

 第1弾製品の「QorIQ LS1」は2013年10月に発表されている(日経テクノロジーオンライン関連記事2)。QorIQ LS1はプロセッサーコアとして、32ビットのCortex-A7を搭載した。これは2012年のFTFでの予告通りである。一方、QorIQ LS2のプロセッサーコアはその時には、32ビットのCortex-A15の予定だったが、今回の発表では64ビットのCortex-A57になった。

 QorIQ LS2には、「QorIQ LS2085A」と「QorIQ LS2045A」の2製品がある。前者は最大2GHz動作のCortex-A57を8個、後者は4個を搭載する。このほかに、DDR4型シンクロナスDRAMメモリーコントローラを2個、10G/秒 Ethernetのインターフェースを8個、1Gビット/秒 Ethernetインターフェースを8個備える。すべてのEthernetのインターフェースはL2スイッチを備えており、合計のスイッチング速度は88Gビット/秒となる。

 両製品のデータパスは最大40Gビット/秒のパケット処理能力を持ち、QorIQ LS2はSDNやOpenFlowスイッチ、NFV、無線アクセス、エンタープライズルーティング、データセンターのプロセッシングなどに最適だと同社は説明する。QorIQ LS2085A/LS2045Aの出荷開始は2014年下期の予定である。

 今回のFTFでFreescaleは、PowerアーキテクチャーのQorIQの新製品も三つ発表した。 「QorIQ T1023」、「QorIQ T1024」、および「QorIQ T4080」である。T1023とT1024のプロセッサーコアは「e5500」で、T4080は「e6500」。サンプル出荷はT1023とT1024は2014年11月、T4080は一足早く同年6月の予定である。