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 スマートフォンやタブレット端末向けに需要の伸びが続く中小型液晶ディスプレー(LCD)市場だが、第3の応用の柱として車載市場が一段と注目度を高めていることが当社の最新調査レポートで分かった。

車載用TFT液晶、数量でもデジカメを抜いて3位に

2013年の中小型TFT液晶パネル総出荷枚数は21億枚強である。最大の需要はスマホを中心とする携帯電話機用で約16億枚、続くタブレット端末用が2.2億枚、デジカメ用が6900万枚と3位に続いた。しかし、スマホに需要を侵食されているデジカメ用TFT液晶パネルは需要の縮小に歯止めが掛かる予兆がいまだ見えず、2014年は5000万枚台にまで縮小が続く見通しである。

 一方、2013年に6700万枚を出荷した車載用TFT液晶パネルは、2014年も引き続き出荷を伸ばして7600万枚に達する見通しである。この結果、中小型TFT液晶パネルの出荷数量で、スマホとタブレットに続く第3の市場に車載用途が浮上する見通しである。画面サイズが大きい車載用TFT液晶パネルは、出荷金額では既に中小型の第3の柱としてその存在感を強めている。スマホ/タブレット向けTFT液晶パネルの出荷金額が伸び続ける中で、車載用TFT液晶パネルの出荷金額も並行して伸びており、2014年は他の用途向けを大きく引き離して出荷金額が36億米ドル(約3600億円)を上回る見込みとなっている(図1)。

図1 2013~2014年の中小型TFT液晶パネル市場(出荷金額推移)
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