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 米Cavium社は、最大48個の2.5GHz動作の64ビットARMコアを搭載したプロセッサーIC「ThunderX」シリーズを2014年6月3日に発表した(ニュースリリース)。次世代のデータセンターやクラウドなどのアプリケーションに向けた製品である。

 ThunderXシリーズは、同社が英ARM社からARMv8-Aアーキテクチャライセンスを取得して開発したCPUコアを最大48個集積し、28nmノードのプロセスで製造する。この製品は、ARMv8-Aアーキテクチャに基づいた64ビット・サーバー・プラットフォームに関する標準仕様である「ARM SBSA(Server Base System Architecture)」に準拠している(日経テクノロジーオンライン関連記事)。

 応用先ごとに最適化した複数の製品群からなる。ニュースリリースには次の4つが紹介されている。例えば、「ThunderX_CP」は最大48コアのCPUコアや、複数の10/40Gビット/秒Ethernetを内蔵し、コヒーレンシーを確保しての最大2ソケットでの運用が可能である。CDN(contents delivery network)やWebキャッシング、パブリッククラウドWebサーバーなどに向けた製品。

 「ThunderX_ST」は最大48コアのCPUコア、および複数の10/40Gビット/秒EthernetやSATA v3コントローラ、PCI Express Gen3ポートなど搭載する。コヒーレンシーを確保しての2ソケットもしくはファブリック状にしての大規模構成が可能である。Hardopや分散ファイルストレージ、ホット/ウオーム/コールドストレージなどに向けた製品。

 「ThunderX_SC」は最大48コアのCPUコア、および複数の10/40Gビット/秒EthernetやPCI Express Gen3ポートを搭載する。コヒーレンシーを確保しての2ソケットもしくはファブリック状にしての大規模構成が可能である。同社の「NITROX」及び「TurboDPI」アクセラレータを搭載する。セキュリティーアプライアンスやC-RANタイプのアプリケーションに向けた製品。

 「ThunderX_NT」は最大48コアのCPUコア、および複数の10/40Gビット/秒EthernetやPCI Express Gen3ポートを搭載する。コヒーレンシーを確保しての2ソケットもしくはファブリック状にしての大規模構成が可能である。パケット処理やネットワーク仮想化、データモニタリング向けのアクセラレータを内蔵している。メディアサーバーやスケールアウトアプリケーション、NFVに向けた製品。

 ThunderXシリーズは2014年第4四半期の早い時期にハードウエア・リファレンス・プラットフォームと共にサンプル出荷を開始する予定である。