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Cirrascale社の「RM1905D」 同社によれば、メインボードはAppliedMicroの「X-Gene X-C1」で、搭載するプロセッサーICは8コアの「APM883208-X1」である。
Cirrascale社の「RM1905D」 同社によれば、メインボードはAppliedMicroの「X-Gene X-C1」で、搭載するプロセッサーICは8コアの「APM883208-X1」である。
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 米Applied Micro Circuits社(AppliedMicro)は、64ビットSoC(Server on a Chip)だという同社のプロセッサーIC「X-Gene」の出荷準備が整ったと発表した(ニュースリリース1)。X-Geneの開発キットの用意が完了し、チップの量産出荷も間もなく始まるという。

 X-Geneは2011年10月に開発が発表された(日経テクノロジーオンライン関連記事)。64ビットのARMv8-Aアーキテクチャーを採り、AppliedMicroが一から設計する独自プロセッサーコアを搭載したサーバー向けSoCである。最初の製品の具体的な仕様はまだ明らかではないが、同社による以前の説明では、2~128コア構成で最大動作周波数は3GHzであり、コアは4命令同時発行のアウトオブオーダー実行型。最大L3までのキャッシュメモリーを集積するほか、LAN/Storage/WAN向けのPHYを内蔵、また最大3本のチップ間高速インターフェース(100Gビット/秒)を搭載するほか、オフロードのアクセラレーター(専用処理回路)なども内蔵されることになっている。

 今回のAppliedMicroの発表に合わせて、複数のパートナー企業などからもX-Geneに関する発表があった。例えば、米Mellanox Technologies社はX-Geneベースのサーバーに対応した56Gビット/秒のInfiniBand製品と10G/40Gビット/秒 Ethernet製品を提供すると発表した(ニュースリリース2)。

 また、イタリアE4 Computer Engineering社とAppliedMicroは、E4のHPC(high performance computing)製品群である「ARKAシリーズ」のプラットフォーム「EK003」を共同で開発する(ニュースリリース3)。EK003では、X-Geneと米NVIDIA社のGPU「Tesla K20」を組み合わせて使う。米Cirrascale社もX-Geneと「Tesla K20」を組み合わせた製品を開発し、今回、正式な製品発表を行った(ニュースリリース4)。「RM1905D」という製品名のHPC開発用プラットフォームがそれである(写真)。さらに、イタリアEurotech社も、X-GeneとTeslaを組み合わせたHPC製品を開発中であることを発表した(ニュースリリース5)。