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瓦記録の概要
瓦記録の概要
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 米HGST社は、10Tバイトの3.5型HDDを発表した(発表資料)。「瓦記録(Singled Write)」と呼ばれる新しい記録技術を採用したことに加えて、HDD内部にヘリウムを充填する「HelioSeal」技術を採用して10Tバイトを実現した。瓦記録を同社が採用するのは今回が初めてだという。
 
 瓦記録とは、直前に書いたトラックのデータに対して、一部が重なるようにして次のトラックのデータを書き込む方法である。これにより、トラック幅を実質的に狭くして記録密度を高める。あたかも屋根瓦を重ねるようにデータを記録していくことから、この名が付いた。

 ヘリウムを充填するのは、空気に比べて密度が小さく、より多くの枚数のディスク媒体(プラッター)を近接して搭載できるからだ。これによりHDD1個当たりの記録容量を増やせる。一般的なHDDでは5プラッターだが、ヘリウム採用品では7プラッターにできる。加えて、ヘリウムによってディスク媒体と気体の摩擦が減り、モーターの消費電力を削減できるという。