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アルゴリズムの最適化期間を延ばせる

図5●高位合成の効果 富士ゼロックスのスライド。
図5●高位合成の適用範囲が拡大
富士ゼロックスのスライド。
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 EDAツールのユーザー講演の最後では、ツール導入の成果を披露することが、お約束になっているが、今回、三角氏が示したbefore/afterの比較は、目を引いた。ツールの導入によって、ハードウエア設計期間が短くなるというよく見るグラフに加えて、アルゴリズムの評価仕様変更が可能な期限を後ろ倒しできるようになったというグラフを見せた(図5)。

 富士ゼロックスが作る画像処理機器では画像処理アルゴリズムは、製品差異化の重要な要素である。そのブラッシュアップに充てる時間が増える意義は大きいと言える。このほか三角氏は、「高位ツールの導入・最適運用によって、アルゴリズム設計者とハードウエア設計者が一緒になって最適化のために知恵を絞るようになった」ことや、「テンプレートを用意したことでハードウエア設計者の高位合成サポートの負担が減り、ハードウエア設計者がバス性能のチューニングなど本来の仕事に充てる時間が増えた」ことなども報告した。