広島県などが出資する、ひろしま再生可能エネルギー推進有限責任組合(広島市)は、今年11月に出力0.6MWの太陽光発電所を竹原市仁賀町に着工する。竹原市の発電所は、同組合として6サイト目となり、6カ所の合計出力は10.4MWとなる。
ひろしま再生可能エネルギー推進有限責任組合は、広島県のほか、中国電力グループのエネルギア・ソリューション・アンド・サービス(ESS、広島市)などが出資する有限責任事業組合(LLP)。これまでに第1期分として、広島県内3カ所(東広島市福富町、庄原市是松町、竹原市高崎町)に合計6.6MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を稼働している(関連記事)。
第2期分としてさらに県内3カ所で太陽光発電所の建設を進めている。今年4月に廿日市市大野町に出力2.1MW、6月に北広島町大朝に出力1.1MWのメガソーラーを着工した。今秋11月には竹原市仁賀町に出力0.6MWの発電所を着工する予定で、これらが完成すると、第1期分と合わせた6サイト合計で出力10MWを超える。
6サイトの発電所建設におけるEPC(設計・調達・施工)サービスは、同組合に出資しているESSが担当する。太陽光パネルは、廿日市市のサイトは東芝製、それ以外の5カ所が三菱電機製、パワーコンディショナー(PCS)は全サイトで東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。